介護保険の基礎-2

介護保険のサービスを受けるために

介護保険のサービスは、保険料さえ支払っていれば誰でもすぐに利用できる、というものではありません。被保険者が介護保険を使ってサービスを受けるためには、要介護認定を受け、ケアプランを作成しという一定の手続きを踏む必要があるのです。

 

「要介護認定の手続き、申請の流れ」で詳しく、その流れについてご説明しますので、ぜひご覧ください。

要介護認定とは

要介護認定とは、介護が必要な人に対して、その必要量を判断するもの。つまり、どのくらい介護サービスを行う必要があるか、ということを検証するということで、要介護認定では7段階のランクづけを行います。

 

その7段階とは、「要支援1」「要支援2」「要介護1」「要介護2」「要介護3」「要介護4」「要介護5」というランク。要支援1、2は「生活機能が低下し、その改善の可能性が高いと見込まれる」状態。要介護は「現在、介護サービスが必要である」という状態です。

要介護認定の区分 早わかり表

要介護認定の目安は次の表のようになり、区分が明確に分けられています。

要支援の場合は、維持介護予防サービスにより、身体機能の維持や高齢化を緩やかにすることを目指します。一方、要介護の場合は、介護施設に入居して介護サービスを受けたり、自宅で生活をする場合には、居宅介護サービスを受けたりすることが可能になります。

 

要支援・要介護ともに、それぞれのレベルによって、受けられる介護サービスの限度額が異なります。介護サービスを受ける際にはケアマネージャーが作成するケアプランが元になるので、限度額を超えないよう、ケアマネージャーと相談すると良いでしょう。

要介護認定の手続き・申請の流れ

介護保険制度では、介護サービスを受けた場合には、その費用の1割を負担すれば良いということになっています。しかし、保険料を支払っていれば誰でもすぐに、この介護サービスを受けられるというわけではなく、一定の手続きや申請が必要となります。

 

ここでは、その手続きと申請の流れについてご説明します。

介護を必要としている本人(利用者と呼びます)、またはその家族が申請してください。申請する場所は、市区町村の窓口。そこに「申請書」と介護保険の「被保険者証」を提出します。

利用者や家族の代わりに、「地域包括支援センター」「居宅介護支援事業者」「介護保険施設」の職員が申請を行うことも可能。申請を受けた市区町村は、利用者の心身の状況を調査して「要介護(支援)認定」を行うことになります。

認定を行っていくなかで、かかりつけ医による意見書(主治医意見書)が必要になりますので、申請後にかかりつけ医に行って書いてもらっておくと良いでしょう。

 

申請を行った利用者が、「介護が必要な状態かどうか」「どの程度介護を必要としているか」などを判断するために、市区町村が4つのステップを経て、要介護(支援)認定を行います。