パソコンなどの後始末

幾つになっても遅いと言うことはないと思います。年に一度は「エンディングノート(終活ノート)」を書いておくべきではないでしょうか。財産分与などはもちろんですが、パソコンなどでは、OSIDとパスワード、PCで処理している金銭関係の取引情報(社名やサービス、ID、パスワード、解約や停止の仕方など)など、家族や予め指定した人に伝えておく必要があります。自分が死亡した後にどうしておくべきか(また使うのか、一度だけかなど)も伝えおき、再び起動する必要がないなら、データの完全削除(HDDを物理的に破壊するなども)をする方法も明記する必要があります。

PC本体

 まずは起動用のOSIDとパスワード、複数のIDを登録していなら管理者権限のものを記載しておく。個別対応が必要な場合は、その処理方法について明記します。利用しているソフトやサービスについてどうしてほしいかも伝えます。

メール……プロバイダのメールサービスや無料メールサービスなどを活用している場合が多いと思います。きちんとその存在や用途を説明し、すぐに退会するもの、一定期間は放置してもいいものなどを記載します。最も注意すべきは、定期的に自らが情報発信していたり、家族に内緒でネット売買をしたりするケースです。既に売買が成立していたら商品を発送しないといけないこともあります。そういう可能性のある行為(ネットでの出店など)はID、パスワードの照会方法と脱退の仕方についても明記しておきます。メールは個別対応になるのは避けられないでしょう。友人向け、取引先向けというジャンルでメーリングリストを作成しておくのも方法です。

金銭関連……ネットバンキング(金融機関名、ID、口座番号、パスワード、照会先など)や証券会社、家族に内緒で契約した保険などがあります。

有料サイト……会社名やID、パスワード、解約方法などは必須。例えばWeb記事の有料会員やレンタルDVDの月会費、アダルト系有料サイトなどがあります。

ネット通販……アマゾンや楽天などのネット通販のID、パスワードを記します。上述した様に商品の予約購入などの状況確認や退会の方法も記載します。

Webサイトやブログ

 自身で運営しているWebサイトやブログは、死後もきちんと管理、保存されるようにしておくか、消去を依頼します。当然ですが、どちらにしても本人の死亡報知を数カ月間は掲示します。

SNS

 FacebookTwitterなどは、基本的に家族が退会処理できるならそれに委ねるのがいいでしょう。死亡通知などで問題があるものや、本人以外では手続きが困難なものもあります。自分が使っているSNSについて個別に対応方法を詳しく記載し、SNS管理者にも確認しておくのが望ましいでしょう。

 タブレット端末はPCに準じる場合が多いと思います。スマホなどの携帯電話は解約すれば済むかもしれませんが、端末のロック解除や通知方法、電話会社との解約方法なども記入します。電話会社によって多少違いますが、通常の書類以外に死亡診断書など指定されたものが必要になることもあり、必ず生前に確認してノートに記載すべきでしょう。